オ・ペ・ラ・♪〜の巻。

atsu

2003年06月18日 00:00

←スイスとドイツの国境の橋。

今日の夜は、オペラ鑑賞。以前より、「海外で着物を着て、オペラを観に行きたい。」と思っていた。こんなに早く、実践出来る日が来るとは思っていなかったので、着付けなんてやったことない私は、旅行前、無理を承知で特訓してもらった。その本番の日である。

とりあえず、オペラの会場がある街へ移動。タツさんの体調はまだ良くならず、移動もしんどそうで心配。泊まるホテルは、オペラを観るバーゼルの街から少し離れたラインフェルデン。ライン川のほとりで、ホテルの前に架かっている橋は、スイスとドイツの国境だって!まあ、国境見るのって、初めて♪

しかし、pm3:00ともなると、ちゃんとお休みするこの国は、ランチとディナーの間はお休みで、ランチを食いっぱぐれてしまった。(大泣)田舎街なので、お店のおばちゃんはドイツ語しか通じなくて、英語が出来そうなお姉ちゃんを連れてきてくれて、何とか軽食にありつけた。満腹ではないが、良しとしよう。でも、このお姉ちゃん。お店のお客さんじゃん!(笑)

時間も押し迫ってきたので、着物に着替えタイム!がっ!よりによって、このホテルには全身を映す鏡が無かった!着付け超初心者の私にとって、どれだけ鏡が必要なことか…。(涙)もお、ここまで来たら、やるしかない!!開き直った私は、特訓を思い出しながら着て行く。やっぱり、このホテルにも冷房は無く、もお〜!暑くて暑くて…。見にくい裾などは、タツさんに見てもらって、帯の後ろ姿などはデジカメで撮ってもらって確認して、なんと1時間30分もかけて着物を着た。

何事も無かったように、澄ました顔して出掛けてみた。さすがにスイスの田舎街に着物を着た日本人がてくてく歩いている姿は、かなり珍しいらしく、ジロジロ視線を感じながらオペラハウスまで出掛ける。

オペラの劇場は、想像していた感じより、ずいぶんラフな感じで、市民ホールといった感じ?ドイツ語で書いてあるプログラムを購入。おお〜。「Tetsuro Ban」の文字が♪大きな拍手の中、阪さんが入場。私の席からは、目から上だけが見えた。オペラが始まった。DVDで予習していったオペラとは、まるで違う、幻想的なセットでその中に引き込まれて行く。初めて観るオペラは、感動の連続だった。オペラはフランス語。字幕はドイツ語と、言葉はまるで分からなかったけど、生のオペラは、それはそれは見応えのあるものでした。

オペラ終了後は、なんと、日本人ピアニストのお二人のおかげで、阪さんにお会いすることができた。
まず、阪さんにお会いすると「あら、お美しいお着物。いつもと違いますね〜。」と言われる。どうやら、覚えてもらっているみたい?「今日は、旅行も兼ねて?」と聞かれたので、「新婚旅行です。」と答えると、「でしょ?もお、先に紹介してくれなくっちゃ〜!!」とタツさんの方を見て言われてしまった。っていうか、阪さん、とってもフレンドリーなんですけど?!(^^;
スイスのいろんなお話をして、最後に「フロイデ合唱団の皆さんに、よろしくお伝えください。」とも言って下さって、楽屋を後にする。
まさか、海外で阪さんにお会いできるとは…。感動です。
指揮者の阪哲朗氏HP

感動を噛み締める暇もなく、最終電車の時間が迫っていたので、大急ぎで駅に向かう。昼間、まともな食事をしていなかったので、お腹が空いていた私たちは、駅前の何とか開いていた「マクドナルド」に駆け込む。着物とスーツ姿でマックとは、きっと、かなり奇妙な日本人だったことでしょう。
中に入ると、数人のお姉ちゃんたちに、「Oh~! Japanese KIMONO!!」と叫ばれる。えへっ♪

かなり空腹の私たちにとって、食べ慣れたマックのポテト。こんなに美味しいと思ったことは無いかも?!

無事ホテルに到着し、「着物が着れるか心配…」と言っていたおばあちゃんに報告の国際電話をして、ホッと一息、おやすみなさい…☆

あっ、そうそう。着付けの出来映えなんですが、スイス人には分からない程度だと思いますけど、なんとか着物?!と言う感じ?!脱げなかったし。(^^; 先生に見せたら、ダメ出しだらけ…だと思いますけどね。あ〜、写真を見せるのが恐い。(^^;
2003/06/18(wed)・晴れ

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